胃がん治療へ劇的効果の抗がん剤新薬を承認
免疫の働きを利用した新しい仕組みの抗がん剤が、新しく胃がん治療に利用できるようになる。体の免疫機能を高めてがん細胞を攻撃してくれるのだ。
厚生労働省の部会が承認したので、来月10月前後から"胃がん特効薬"として保険治療の範疇で投与が可能となる。
この胃がん特効薬は、オプジーボ(一般名ニボルマブ)。
既に癌の特効薬として、皮膚がん、肺がん、腎細胞がんなどで、著しい効果が報告されている。 今回は、対象のがんを胃がんへ拡大した承認となった。
ただし、適用の条件が少々厳しい。
2種類以上の抗がん剤治療を実施済みでも効かず、 切除手術が不可能な胃がん患者が対象となっている。 この条件では国内の胃がん患者総数約13万人の内数千人しか該当しない。
条件が厳しい理由は作用効果の観点よりも、オプジーボの薬価が高過ぎるために保険財政の破綻が危惧される危険性から対象を狭めていることが、嘆かわしい。
- 2017.09.12 Tuesday
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- 10:47
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- by gan-taisaku