乳がん、肺がん に近赤外光で発熱する がん光治療

がん の光治療に高い治療効果が認められ、実用化への期待が高まっている。

がんの光治療とは、がん細胞に近赤外光を当てることによって熱でがんを破壊する治療法。 がん細胞特有のたんぱく質に結合し、近赤外光で発熱する化学物質を、 事前に注射することで、近赤外光の照射によってがん細胞だけが壊死する新治療法だ。 正常な細胞は傷つけず、副作用も無く、患者の負担が軽いがん治療法として期待されている。

既に2011年には、マウス実験で光治療法によってがん細胞が破壊されることは実証されていた。 しかし、近赤外光を患部へ直接に照射する必要があるため、 体内深部のがん治療には開腹もしくは腹腔鏡による手術が必要であり、 さらに複数回の照射が不可欠だったため、患者負担を考慮すると光治療の最大の課題であった。

今回の改良では、 薬剤と体の外から光を当てる治療法を組み合わせることで、 マウス体内のがん細胞を1回だけの光治療で破壊することに成功した。

解決する改良された光治療は、 がん細胞に集まりやすい加工を施した新しい抗がん剤「ナノ製剤」の併用とした。

子宮がん由来の悪性腫瘍を体の深部に発症したマウスに対して、 光治療を施し、続いて抗がん剤を注射した。 結果は10匹のマウスのうち6匹は1回の光治療だけでがんが消え、6カ月後も生存していた。 他方、薬だけや、1回の光治療だけのマウスは、いずれも2カ月以内に死んでしまったのだ。

分析では、がんへの薬剤の集まり度合が、光治療をしない場合の約20倍に向上したとされている。

がんの光治療法の改善は、米国立衛生研究所が 米化学会ナノテクノロジー誌へ発表した。

がんの光治療は、 頭頚部がん、肺がん、乳がんにも効果があるとされ、早期の実用化が期待されている。 数年内でのがん治療への臨床応用から新がん治療法として実用化を目指す予定だ。


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